社史担当さんいらっしゃい 社史担当さんいらっしゃい

進化してきた社史

社史と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、分厚く重厚な本でしょう。
長らく続いたそのイメージが最近ちょっと変わってきたのにお気づきですか?
社史のカタチにも昔から今に至る歴史があるのです。

1900年~

専門家によると、社史の本格的刊行が始まったのは近代産業が誕生して間もない明治30年代(1900年初頭)。大手の銀行が経済指標や国の財務諸表等をまとめた形のものを発行し、鉄道など他業種もそれにならって同様の社史を作ったようです。
歴史が詳細に記述され資料性が高い、社史の基本形ができあがったのです。

1980年~

1980年代に社史刊行はピークを迎えます。明治創業の企業が100周年、昭和初期創業が50周年、戦後創業が30周年、第一次オイルショック後創業が10周年の区切りをそれぞれ迎えたからです。
その多くは基本を踏襲した資料的内容。
企業ステイタスを象徴すべく、布張り・ハードカバー製本・ケース付きの取り出しにくく読みにくい仕様で、「昼寝の枕」と揶揄されることもありました。

1990年~

バブル経済あたりから、読まれることを前提に社史を世へと放ちPRする機運が高まりだしました。
同時に、印刷・製本技術が進歩し、企業の出版活動もどんどん身近になっていきました。
そして、
●読者を意識した多様化
●発行部数の増加
●判型や装丁の工夫
●フルカラー、写真イラストを多用し視覚に訴える
●さまざまな企画による個性化
等々、社史のカタチは実に多彩に進化してきたのです。

2000年~

経済停滞期が続き、発行数は減少したものの、社史は経営戦略の重要ツールとして浸透。
さらにはデジタル化により紙媒体である必然性もなくなり、ディスクに、動画に、WEBにとフィールドを広げ続けています。

どんな社史が現代を生きる御社にピッタリくるのか、新しい発想で考えてみませんか。

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