社史・記念誌・周年誌制作 アサック社史のお客様の声VOICE
interview1
株式会社 西尾家具工芸社様
「私たちの思いをくみ取り、形にしてくれた提案に心をぐっと掴まれました」
株式会社 西尾家具工芸社様 取締役全社営業統括 林田幸浩様(左)、管理本部経理部経理課 淡路宏様(右)
- 株式会社 西尾家具工芸社様
所在地/ 大阪府大阪市 1948年、元小学校教員だった西尾長利が大阪市浪速区に「西尾家具工芸社」を創業。自らの経験を生かし、教育現場に即した実用的な家庭科調理台、理科実験台などを提供することで学校家具の分野で絶大な信頼を獲得する。2018年、創業70周年を機に新たな事業指針として「伝統と革新」を制定。創業以来の伝統である「木のぬくもり」を重視したものづくに注力しつつ、ニーズの多様化やスピードアップの要望に応えるべく様々なチャレンジを行うことで、こどもたちに良質な学習環境を届けている。
記念誌制作の背景
100年企業を目指すための大きな節目が70周年でした
過去に社史や記念誌を制作されましたか。
今回のように本格的な社史や記念誌を制作したのは初めてです。ただ30周年をきっかけに自社の歴史を残しておこうという動きがあり、10年ごとに正史を記録してはいました。
- 仕 様
- A4、20ページ+A4、24ページ(ケース入り)フルカラー
- 発 行 年
- 2018年発行
なぜ70周年記念誌を制作することになったのですか。
100年企業を目指す一つのきっかけとして、70周年を節目とした周年事業を推進することになりました。社員全員が参加するプロジェクトで、大きく「記念催事」「商品開発」「カタログ制作」そして「記念誌制作」という4つの柱が立てられました。私たちは「記念誌チーム」に配属され、3年間かけて70周年記念誌を作成するミッションを与えられたのです。
発行にあたっては、どんな記念誌にしたいとお考えでしたか。
70年という伝統と、これからの革新をコンセプトとして「伝統と革新」というキーワードを打ち出しました。決まっていたのはそれだけです。諸先輩方が築き上げてきたもの、そして未来の弊社に在籍する社員が生み出していくもの…これらを余すところなく掲載したい、デザインにも反映したいと考えました。しかし正直なところ私たちは記念誌制作においては素人です。プロの知恵を貸していただきながら、より良い編集やデザインを実現したいと思い、まずはコンペを行うことにしました。
委託業者決定の経緯
実際に制作に携わるディレクターとデザイナーの方がプレゼンテーションしてくださったのは御社だけでした
コンペの結果、弊社にご依頼くださった理由は何でしょうか。
3社にお声がけしたのですが、御社だけが「くわしい内容をヒアリングしたい」と来社され打ち合わせを行いました。丁寧な対応に好感を持ったのを覚えています。約2週間後に企画書と見積書を受領しましたが、当社のことを非常によく理解していただいた内容であり「人物編」と「製品編」を分冊して紹介するという提案にぐっと心を掴まれました。人とモノ、というのは当社が非常に大切にしている2本柱だからです。
企画内容が決め手だったのですね。
それだけではありません。実際に制作に携わるディレクターとデザイナーの方がプレゼンテーションしてくださったのは御社だけでした。他の2社は営業担当者だけの提案で、クリエイターは来社いただけなかった。また御社はデザインもきちんと製本して提出され、手に取るともう記念誌が完成したような驚きを味わいました。「もう、ベースはできてるやん!」ってね。
制作会社にのぞむこと
全ておまかせではなく、一緒に作り上げていきたかったのです
制作会社には、どのような希望をお持ちでしたか。
もともと70周年事業においては「社員が自ら考え、実行する」という目的がありました。外部に委託するにしても、全てをお任せするのではなく自分たちが率先して関わっていきなさい、と。ですから私たちがお願いしたかったのは、一緒につくり上げていきたいということ。編集とデザインのプロである御社と、自社のことを熟知している私たちが、共にアイデアを出し合ってうまくコラボレーションできたら…と考えていました。
弊社と制作するにあたって、希望は叶えられましたか。
実は、最初は不安だらけでした。私を含めて担当した社員はすべて記念誌制作が初めての経験で、どのように進めていけばいいのか暗中模索状態でしたから。その不安を解消するために、何度も打ち合わせの機会を持っていただいたり、当社の社長と面談していただいたり、密なコミュニケーションの機会を重ねました。制作期間が長かっただけに、本当に何度も何度も顔を合わせましたね。そのうちに方向性、到着点、作業のやり方が徐々に見えてくるようになり、いつの間にか完成に向けて一丸となっていったように感じています。
アサックの評価
私たちの意見を反映しつつ常に想像以上のご提案をしてくださいました。
弊社と仕事をしてみて、良かった点はどこでしょうか。
最初の企画が弊社の考え方を具現化したものだったので、コンセプトを含めた大枠での変更がなくスムーズに完成できました。とはいえ細かな変更等は多く、写真の差し替えやレイアウトの希望など色々うるさいことを申し上げました。最終的にはページ数も増えたと思います。しかし御社は、どんな小さな依頼でも速やかに対応してくださり、私たちの意見を反映しつつ常に想像以上のご提案をしてくださいました。
通常業務と平行しての作業に苦労はありませんでしたか。
御社のスタッフが皆さん細やかで親切な方々で、外注したというより仲間と一緒につくり上げた楽しさがありました。これほどのボリュームの記念誌なのに、不思議としんどさはありませんでしたね。
完成した記念誌について
90周年、100周年へとつながっていく当社の姿を一緒に作り上げた記念誌が生み出してくれました
完成した記念誌の感想はいかがですか。
ひとことで言えば、大満足です!ただただ良いものをつくることができました。もちろん制作してくださったのは御社ですが、同じ立ち位置で協力し合った仲間として「つくり上げた」という表現をさせてください。
社内、社外の評価はどうだったでしょうか。
社内の評判は上々でしたし、お配りしたお客様からも良い評価をいただいています。記念誌の“人物編”に社員全員の顔写真とメッセージを掲載していますが、あるお客様には「いつも電話越しに会話していた人の顔が見られて、いっそう親近感を持つようになった」と言われました。他にもたくさんのお褒めの言葉がありました。
記念誌によって新たな関係性が広がっていったのですね。
そう、この記念誌が生み出してくれたのは何よりも「つながり」です。ひとつは、人と人とのつながり。そして80周年、90周年、100周年へ…つながっていく当社の姿を描き出すことができました。御社には感謝しかありません。
本日はどうもありがとうございました。
- スタッフより
- 林田様、淡路様、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。お話の中で何度も「一緒に作り上げた」というお言葉をいただき、感激もひとしおでした。西尾家具工芸社様の益々の発展をお祈りするとともに、この貴重な経験を私たちの糧としたいと思います。